箏曲(そうきょく)という音楽ジャンルをご存知ですか?
日本の伝統楽器である箏(そう)で演奏される音楽です。
そんな伝統音楽の演奏家である一人の若手が、世界から注目されています。
彼の名前は今野玲央(こんのれお)さん。
2018年現在で20歳。アーティスト名はLEO(レオ)で活動しています。
今回は今野玲央さんが情熱大陸にも出演が決まったとのことだったので、プロフィールやどんな楽曲を演奏するのか、そもそも箏と琴の違いはなんなのかをまとめました。
また、最後にコンサートについても調べてみました。
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目次
箏曲家・今野玲央(LEO)に世界が注目!
現役大学生の箏曲家・今野玲央さんが世界から注目されています。
アーティスト名はLEOとして活動。
まずは、今野玲央さんのプロフィールからご紹介します。
箏曲家・今野玲央(LEO)のプロフィール!本名や出身地まとめ
《本名》
今野玲央(こんのれお)
《アーティスト名》
LEO(レオ)
《生年月日》
1998年2月5日
《出身》
神奈川県横浜市
《職業》
箏曲家
《レーベル》
日本コロンビア
《得意料理》
ハンバーグ、ナポリタンスパゲティ
《好きなブランド》
ヨウジヤマモト
日本人の母と米国人の父を持つハーフの今野玲央さんは、9歳から「横浜インターナショナルスクール」で音楽教師であり筝曲家のカーティス・パターソン氏に出会い、箏(そう)を始めました。
2018年で20歳となる今野玲央さんは、現役の大学生でありながら、箏曲家(そうきょくか)として活動しています。
経歴まとめ
続いて、今野玲央さんのこれまでの経歴をまとめてみました。
《2009年》
第27回全国小中学生箏曲コンクール 小学生の部銀賞受賞
《2010年》
第28回全国小中学生箏曲コンクール 中学生の部銅賞受賞
《2011年》
第29回全国小中学生箏曲コンクール 中学生の部銀賞受賞
《2012年》
第30回全国小中学生箏曲コンクール グランプリ受賞
野坂操壽・沢井一恵両氏による全国ツアー「変絃自在」東京コンサート「二つの群のために」共演
《2013年》
第9回東京邦楽コンクール ジュニアの部銀賞受賞
第23回おかやま国際音楽祭 全国高校生邦楽コンクール リスナー賞受賞
《2014年》
徳島邦楽ルネッサンス「第三章 現代に生きる邦楽」に参加 沢井一恵・藤原道山両師と共演
第20回くまもと全国邦楽コンクールにて、最優秀賞・文部科学大臣賞受賞
NHK Eテレ「日本の芸能」ソロ出演
《2015年》
邦楽新鋭展にて熊本城本丸御殿演奏
第2回国際平和コンサート 東京芸術劇場にて箏コンチェルトのソリスト演奏
横浜インターナショナルスクールニューヨークツアー参加
《2016年》
NHKワールドプレミア「世界へ届け 日本の伝統芸能」出演
第2回利根英法記念邦楽コンクール奨励賞受賞
バイオリニスト五嶋みどり創設の MIDORI&FRIENDS 主催の NY演奏ソロツアー
第23回賢順記念全国筝曲コンクール銀賞受賞
《2017年》
1stアルバム『玲央1st』でメジャーデビュー
沢井一恵氏に師事。
沢井箏曲院講師をと務める
以上の通り、数々の賞を獲得している今野玲央さんですが、16歳の時に「箏曲」、「尺八・笛音楽」、「三味線音楽」、「琵琶楽」、「三曲等合奏」の五つの部門で行われる日本を代表するコンクールの一つである「くまもと全国邦楽コンクール」で、コンクール史上最年少で最優秀賞の文部科学大臣賞を受賞したことで、一躍有名になりました。
そして、2017年の3月についてメジャーデビューを果たしたんです。
情熱大陸にも出演!
2018年4月15日放送の「情熱大陸」に今野玲央さんが特集されます。
“ハタチの情熱”というシリーズで、世界的に活躍する20歳の人達何週間にも渡って特集するそうです。
この出演をきっかけにまた、今野玲央さんの知名度が上がり、活躍の幅が広がりそうですね!
《関連記事はこちらから》
箏曲家・今野玲央(LEO)に彼女はいる?実家の両親、出身高校・大学、経歴をまとめ
箏曲家・今野玲央(LEO)の楽曲はどんな感じ?
箏曲というのは「箏(琴)」をひいて演奏する音楽で、主楽器や主な伴奏楽器が箏である器楽曲や声楽曲です。
あまり馴染みがないので、とりあえず見てもらったほうが早いですかね!
箏曲(そうきょく)を演奏している様子はこちら↓↓
かっこいいですよね〜!
三味線の吉田兄弟もそうでしたが、日本の伝統的な楽器でここまで魅せれるんですね!
なんだかジャズっぽいというか、進化した和楽器演奏という気がします!
見た目以上に難しいと思いますが、今野さんの活躍をきっかけに箏曲を始める人が増えそうですね!
箏(そう)と琴(こと)は何が違うの?
そもそも箏曲という音楽がいまいちどんなものかわからないですよね。
でも一般的に私達がイメージする「琴」は実は「箏(そう)」のことなんです。
では「お琴」と「箏」はどのような違いがあるのでしょうか。
早速調べてみました。
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琴
昔は琴の演奏が義務教育の中にも取り入れられていたこともあるようですが、あまりに難しいので今は取り入れられていませんね。
琴は日本古来からある「こと」は和琴(わごん)と呼ばれていて、6本の弦を持つ楽器。
弥生時代の遺跡から発掘されたこともあるほど、昔から使われていた楽器のようです。
琴には柱がなく、弦を押さえるポジション(かんどころ)を変えることによって音の高さを変えることができます。
また、種類が幾つかあり、七絃琴(古琴)、一絃琴、二絃琴、大正琴などがあります。
こちらはの写真は一絃琴です。
こちらが大正琴です。
みためも全然違いますよね〜
詳しく違いを語りだすと長くなりそうなので、ざっくり言うと一番古いのが七絃琴(古琴)で、それから一絃琴、二絃琴、大正琴という順で改良が加えられ、進化を遂げたというイメージですね。
もっと知りたい方はぐぐってみてくださいね~
箏
それでは、箏についてです。
こちらは私達が一般的に「琴」と聞いてイメージするものですね。
奈良時代になると、中国(唐)から13本の弦を持つ楽器が伝わりました。
それが「箏(こと)」で、箏の胴の上に立てられた柱(じ)という可動式ブリッジを動かして音の高さを変えるのが特徴。
つまり、日本古来の「琴」と中国伝来の「箏」は、本来は異なる楽器です。
また、柱(じ)があるのが「箏」、ないのが「琴」というのも異なる点ですね。
そして「箏」という字が常用漢字ではないため、「琴」という字が一般的に用いられるようになりました。
それがきっかけで「箏」と「琴」が混同されるようになってしまったのですね。
今野玲央(LEO)のコンサート情報まとめ
それでは最後に今野玲央(LEO)さんのコンサート情報をまとめます。
2017年の8月に「LEO 玲央1st CD発売記念ライブ」と題して、コンサートをおこいましたが、それ以降は新着のコンサートの情報はありませんね。
また、2018年4月1日に「日本画展と匠たちのパフォーマンス【凛として在りたい】」というイベントで、演奏しました。
演奏のテーマとしては「日本の美しい箏の音を現代の中に再び」というもの。
コンサートもそうですが、こういったイベントを通して、日本の伝統音楽である、箏曲を広めてほしいですね。
また、情熱大陸の出演をきっかけにCMやバラエティ番組にも呼ばれるでしょうね!
個人的には、ウイスキーとかブランデーとか渋いお酒のCMとかの音楽に合うと思います!
ぜひ見てみてみたい!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は箏曲家の今野玲央(LEO)さんや箏曲、琴についてまとめてみました。
ぜひコンサートも行ってほしいですね!
今後情報が入りましたら、また追記していきますね。
それでは!