【2018年夏ドラマ】この世界の片隅に・あらすじとキャスト!結末ネタバレもまとめ

この世界の片隅に文化
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「この世界の片隅に」というドラマが2018年7月から日曜劇場枠で放送開始になります。

原作の漫画はこれまでに120万部を突破しているほどの人気で、過去にはアニメで映画化された他、1夜限りのスペシャルドラマとして放送されたことのある作品です。

そんな名作「この世界の片隅に」が満を持して連続ドラマに初登場します。

主役を務めるのは役3000人のオーディションを勝ち抜いた松本穂香さん。

その相手役を務めるのは松坂桃李さんということで、注目度の高いドラマとなっています。

今回は連続ドラマ「この世界の片隅に」のあらすじ、キャスト、最終回の結末のネタバレ、ロケ地、主題歌についてまとめました。

また、原作漫画、アニメ映画、スペシャルドラマについてもあわせてご紹介します。

この記事を読んでいただけるとドラマ「この世界の片隅に」がより楽しめるはずですので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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目次

2018年夏ドラマ「この世界の片隅に」

2018年7月のドラマ「この世界の片隅に」はTBSの日曜劇場枠(毎週日曜よる9時〜9時54分)で放送開始になります。

まずは原作漫画、キャストについてご紹介しますので、「この世界の片隅に」をより楽しむために参考にしてみてください。

ドラマ「この世界の片隅に」の原作は大人気漫画

ドラマ「この世界の片隅に」の原作は累計120万部を突破した、こうの史代(こうの・ふみよ)さんの同名マンガ(双葉社刊)です。

こうの史代

この世界の片隅に

「この世界の片隅に」は「漫画アクション」で2007年〜2009年まで連載された漫画作品。

単行本は上・中・下巻、そして前編・後編の2つの形式で発売されています。

実は「この世界の片隅に」は2011年には終戦記念としてスペシャルドラマ化され、2016年にはアニメ映画化されています。

アニメの映画は1年以上にもわたる異例のロングランとなりました。

原作漫画あらすじ

「この世界の片隅に」は、戦前・戦後の広島を舞台とした、浦野すずという女性が主人公の物語。

浦野すずは、想像力が豊かで絵を描くことが得意。

原作漫画「この世界の片隅に」は、結婚相手である北条周作と幼馴染の水原哲の間で揺れたり、恋敵・リンや嫁ぎ先での小姑との関係に悩みながらも自分の居場所を見つけていくというストーリーで、戦争の描写を交えながら描かれています。

こうの史代による原作「この世界の片隅に」は6ヶ国語に翻訳された

こうの史代さんの出世作『夕凪の街 桜の国』に引き続き、戦時中の広島を舞台にした「この世界の片隅に」。

浦野すずの幼少期が描かれている読み切り短編作品「冬の記憶」「大潮の頃」「波のうさぎ』の続編で「漫画アクション」に連載されました。

2018年4月の段階で、英語版や韓国語版など、6ヶ国語に翻訳され、2009年には第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞しています。

原作者であるこうの史代さんは、連続ドラマ化について「連載漫画ととても近い形の映像化であり、実写ならではの要素も楽しみだ」と前向きなコメントを寄せています。

のん(能年玲奈)が主人公の声を演じたアニメ映画は1年以上続く異例のロングラン!

2016年11月に公開された片渕須直監督によるアニメ映画版「この世界の片隅に」は2018年3月現在も公開されており、異例のロングヒット。

なんと日本国内だけでなく、60カ国以上の国でも上映されました。

主人公浦野すずの声を演じたのは女優・のん(能年玲奈)さん。

原作の浦野すずが内に女性としての情念を秘めた大人の女性というように描かれていたのに対し、映画では少女と女性の境界線にいる、芯のある女性として描かれています。

また、原作漫画では女性目線で描かれていましたが、アニメ映画版ではそれを補う形で、戦争兵器の詳細や男性登場人物の心情など、男性的な視点も交えた描き方がされています。

原作漫画とアニメ映画版で相違点はあるものの、逆にそれが受け入れられてと言えそうでうね。

実は以前もドラマ化されていた

この世界の片隅に

実は「この世界の片隅に」は、2011年に、終戦記念のスペシャルドラマとして1夜限りでドラマ化がされてたんです!

スペシャルドラマ「この世界の片隅に」キャスト一覧
浦野すず:北川景子
北条周作:小出恵介
白木リン:優香
水原哲:速水もこみち
黒村径子:りょう
北條円太郎:篠田三郎
北條サン:市毛良枝
浦野十郎:萩原流行
森田イト:水野久美
千鶴:芦田愛菜
北條晴美:小西舞優
テル:木下あゆ美

この世界の片隅に

脚本は、「ラブ ジェネレーション」「ラスト・フレンズ」で知られるヒットメーカーである浅野妙子が執筆。

視聴率は12.7%を記録していますので、好評だったと言えますね。

原作漫画、アニメ映画版、実写版スペシャルドラマとの違いは?

原作の漫画、アニメ版の映画、実写版のスペシャルドラマと、これまでにいくつかのパターンで公開されてきた「この世界の片隅に」。

それぞれにどのような違いがあったのでしょうか。

結論から言うと、ストーリーをカットしている部分はあるものの原作漫画を忠実に再現したのがアニメ版の映画、キャストの違和感がすごくて漫画やアニメとは結構印象が違ったのが実写版スペシャルドラマです。

アニメ版の映画は原作を読んだ人に違和感なく受け入れられ、そこから原作を知らない人へもその人気が広がり、1年以上も公開され続けるロングランになりました。

主人公のすず役の声優をのん(能年玲奈)さんが担当したことも人気になった要因かもしれませんね。

一方、実写版スペシャルドラマの方は、やはり”実写あるある”というか、漫画とキャストのギャップに違和感を感じた人が多かったようです。

ですが、終戦記念ドラマということで、事前の特集やCMがかなり行われていたので、高視聴率になったのでしょうね。

やっぱり主人公のすずを北川景子さんが演じたところにかなり、違和感を感じた人がいましたね。

すずはほわっとした柔らかい感じの女性なのですが、北川景子さんはどちらかというとクールな美女です。

原作漫画や、映画を見ていた人はちょっと入り込めなかったようですね。

そうなると、今回の2018年7月から放送になる連続ドラマがどうなるのか気になります。

1クールありますから、映画や1夜限りのスペシャルドラマよりはストーリーは原作どおりになると予想できますが、問題は漫画やアニメのキャラクターを演じるキャストがどうか。

名作の実写連続ドラマ化ですから、期待しています!!

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「この世界の片隅に」キャスト一覧

2018年7月ドラマ「この世界の片隅に」キャスト一覧
北條(浦野)すず:松本穂香
北條周作:松坂桃李
水原 哲:村上虹郎
刈谷幸子:伊藤沙莉
堂本志野:土村 芳
浦野十郎:ドロンズ石本
浦野すみ:久保田紗友
浦野すず(幼少期):新井美羽
黒村晴美:稲垣来泉
白木リン:二階堂ふみ
黒村径子:尾野真千子
刈谷タキ:木野 花
堂本安次郎:見三省
北條円太郎:田口トモロヲ
浦野キセノ:仙道敦子
北條サン:伊藤 蘭
森田イト:宮本信子

北條(浦野)すず:松本穂香

松本穂香
今作のヒロイン・すずは、のんびりしているが、他人を思いやる心に溢れ、戦争という国中に暗雲立ち込める時代でも前を向き、明るく生きていこうとする女性。

そんなすずを演じるのは約3000人の中からオーディションで選ばれた松本穂香

松本穂香さんは映画・ドラマへ出演する傍ら、携帯電話会社のCMでも注目を集めている21歳です。

松本穂香さんは今回の「この世界の片隅に」への出演が決まった後、広島に直行。

すずが生まれ育った江波や嫁ぎ先の呉を訪れ、“すずが生きた街”を五感で体験したそうです。

そして、自らの生活を少しでもすずの暮らしに近づけるべく、普段から下駄を履いて歩いたり、大好物の洋菓子を一切食べないようにしたり、料理・裁縫を特訓したりと、すずに近づくために日々小さな努力を積み重ねているとのこと。

ゴールデン帯連続ドラマ初ヒロインとなる松本穂香の、フレッシュな“北條すず”に注目が集まります。

北條すず役・松本穂香コメント

このドラマを観た方に、その方それぞれの何か大切なものを考えるきっかけになる作品になればいいなと思っています。

戦時中のお話ということで、大変なこともあると思うのですが、すずさんのように明るく前向きに精一杯楽しんで最後まで頑張りたいと思います。

オーディションですずさん役に選ばれたと知った瞬間は正直嬉しいというよりも実感がわかなかったです。

正直“うれしい”とかよりも“ポカーン…”という感じ。事務所の方にも“よかったね”と言われるんですけど、あまり入ってこない、信じられない気持ちでいっぱいです

でも、すずさんの役をもっと知りたい!絶対に演じたい!と思ってオーディションに臨んだので、あとからジワジワとこみ上げてきた喜びは大きかったです。

現代を生きる私が昭和を生きたすずさんを演じるということで、普段から下駄を履くようにしています。慣れなければいけないので、犬の散歩をする時や近所のちょっとしたお出かけなど、極力下駄を履いています。

そんなにお芝居の経験がない中で今回すばらしい俳優さんたちと一緒にやらせていただけることになり、どんなことが起きるのかワクワクしています。

自分が知らないことがたくさん起きて、知らないものがたくさん見られるんだろうと思います。

上手くやろうとせず、その場で皆さんのお芝居から感じたことを大事にしてがんばりたいと思います!

日曜劇場で女性主演はガッキー以来の5年ぶり!

実は、今回の「この世界の片隅に」が放送されるTBSの日曜劇場枠で主役を女性が務めるのは、2013年の「空飛ぶ広報室」での新垣結衣さん依頼の5年ぶりなんです。

TBS日曜劇場の主演俳優一覧(2013年4月~2018年4月)

TBS日曜劇場枠主演俳優一覧
「空飛ぶ広報室」(2013年4月):新垣結衣
「半沢直樹」(2013年7月):堺雅人
「安堂ロイド〜A.I. knows LOVE?〜」(2013年10月):木村拓哉
「S -最後の警官-」(2014年1月):向井理
「ルーズヴェルト・ゲーム」(2014年4月):唐沢寿明
「おやじの背中」(2014年7月):田村正和他
「ごめんね青春!」(2014年10月):錦戸亮
「流星ワゴン」(2015年1月):西島秀俊
「天皇の料理番」(2015年4月):佐藤健
「ナポレオンの村」(2015年7月):唐沢寿明
「下町ロケット」(2015年10月):阿部寛
「家族ノカタチ」(2016年1月):香取慎吾
「99.9-刑事専門弁護士-」(2016年4月):松本潤
「仰げば尊し」(2016年7月):寺尾聰
「IQ246〜華麗なる事件簿〜」(2016年10月):織田裕二
「A LIFE〜愛しき人〜」(2017年1月):木村拓哉
「小さな巨人」(2017年4月):長谷川博己
「ごめん、愛してる」(2017年7月):長瀬智也
「陸王」(2017年10月):役所広司
「99.9-刑事専門弁護士- SEASON II」(2018年1月):松本潤
「ブラックペアン」(2018年4月):二宮和也

2014年の「おやじの背中」は1話簡潔で、松たか子さんや堀北真希さんが主役を演じていましたが、1クール通して主役を務めたのは2013年の新垣結衣さん依頼となります。

そんな中、今回の「この世界の片隅に」で主役を務めるのは連続ドラマでの主演経験のない松本穂香さん。

プレッシャーが掛かりますが、のびのびと演技してほしいですね。

なぜ、主役のすず役がアニメ映画で声優を務めたのん(能年玲奈)ではないのか

漫画がヒットし、アニメで映画化された「この世界の片隅に」。

その中で主役のすず役の声優を務めたのは、NHKの朝ドラ「あまちゃん」で一躍有名になった、のん(能年玲奈)さんです。

のん(能年玲奈)

今回の2018年7月の連続ドラマでの放送が決まった時点で、のんさんが主役を演じるのではないかとの声も多かったのですが、なぜ松本穂香さんに決まったのでしょうか?

当初、原作にある「すずが小さい」という表現があるため「身長164センチの“のん”は高すぎる」という意見もありましたが、実際に主役に決まった松本穂香さんは162cmです。

身長は関係なかったようです。

するとやはり、事務所を独立したことが原因かもしれませんね。

いわゆる何かしらの”忖度”があったのではないかということですね。

いずれにしても、アニメ映画での声優はかなり評判がよかったですから、個人的にもかなり残念です。。。

北條周作:松坂桃李

松坂桃李

ヒロイン・すずと手を取り合いながら、激動の時代を生き抜いていく夫・北條周作役は松坂桃李さんが演じます。

NHK連続テレビ小説『わろてんか』では2度目となるヒロインの相手役を務め、映画「娼年」では舞台版に引き続き女性に買われる娼夫を演じ、5月12日(土)公開のヤクザと警察の抗争を描く映画「孤狼の血」ではエリート新人刑事を演じている松坂桃李さん。

演技力・演じる役の振り幅は同世代ナンバーワンと言っても過言ではない実力派俳優の松坂桃李さんが、物静かで一見神経質に見えるが秘めた情熱と優しい心を持ち合わせるヒロインの夫・周作をどのように演じるのか、期待が高まっています。

TBSの連続ドラマへの出演は、2013年4月クールの金曜ドラマ『TAKE FIVE〜俺たちは愛を盗めるか〜』以来5年ぶり、日曜劇場への出演は初となります。

北條周作役 松坂桃李コメント

いろんな作品をやっていく中で『この世界の片隅に』のような作品に呼んで頂けることは非常に意味があると感じています。

僕たちは戦争を知らない世代ではありますが、この世代でしか伝えられないことを今の時代にきちんと生きて伝えていきたいと思っています。

今回、すずさんの夫役ということで、しっかりと寄り添いながら、支え合いながら、小さな幸せをたくさん築きあげながら、生きていきたいです。

オファーをいただいた際に、役というよりは「この作品を連続ドラマでやるんだ!」という衝撃を強く受けました。

でも連続ドラマだからこそ、時間を丁寧に積み重ねて視聴者の方たちに物語を届けていける、それはすごく楽しみでもあります。

脚本の岡田さん、監督の土井さんの存在は僕の中では非常に大きいです。

それだけでも、是非やらせていただきたいと思いました。

脚本の岡田さんとは5年ぶり、土井監督とは7年ぶり。

お二人ともすごく好きな作り手の方々なので、このタイミングでご一緒できるのは嬉しいです。

前回お仕事をしてから歳月を経ている分、緊張感とプレッシャーを楽しみつつ作品をしっかりと届けていきたいと思います。

水原 哲:村上虹郎

村上虹郎

すずの幼馴染で、初恋の相手である水原哲役は、『仰げば尊し』(2016年・TBS)でゴールデン帯連続ドラマ初出演を果たし、映画「武曲 MUKOKU」(2017年)では第41回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞するなど、唯一無二の存在感で近年目覚しい活躍を見せる若手実力派俳優・村上虹郎さん。

すずとは互いに淡い恋心を抱きながらも、亡くなった兄の遺志を継いで海軍兵学校に入隊した哲。

その後、周作と結婚したすずのもとへ、哲が再び現れて…。リンと同じく原作の人気キャラクターである哲を、時代劇初挑戦の村上が演じる姿に期待が寄せられています。

村上虹郎コメント

都内では連日満席で観れていなかった映画版を、運良く別府の劇場で観ることができました。

劇中で幾度と鳴る空襲警報に子どもが”警報飽きた〜”と言うんです。

その言葉がずっと脳裏に残っています。

こんな素晴らしい作品を実写ドラマ化と共によりたくさんの人に届けられること、そして水原哲という役を演じられることがとてもうれしいです。

ご期待ください。

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刈谷幸子:伊藤沙莉

伊藤沙莉

ドラマオリジナルキャラクターで、北條家の隣に住む刈谷幸子を演じるのは、子役時代から『女王の教室』(NTV)など数々のドラマでその演技力を発揮してきた伊藤沙莉さん。

堂本志野:土村 芳

土村 芳
北條家の近くに住む、夫が出征中の主婦・堂本志野役には、NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』でヒロインの生涯の友人を演じて注目を集め、映画・ドラマに多数出演中の土村芳さん。

浦野十郎:ドロンズ石本

ドロンズ

すずの父・浦野十郎役は『南極大陸』(2011年)以来7年ぶりの日曜劇場への出演となる、広島県出身のお笑いタレント兼俳優のドロンズ石本が務めます。

浦野すみ:久保田紗友

久保田紗友

すずの妹・すみには『べっぴんさん』『過保護のカホコ』(NTV)などに出演し、この春高校を卒業したばかりの注目の女優・久保田紗友さん。

浦野すず(幼少期):新井美羽

新井美羽

幼少期のすずを演じるのは大河ドラマ『おんな城主 直虎』や連続テレビ小説『わろてんか』(いずれもNHK)でヒロインの幼少期を演じた天才子役・新井美羽さん。

黒村晴美:稲垣来泉

稲垣来泉

周作の姉・径子(尾野真千子)の娘・晴美役には稲垣来泉さん。

白木リン:二階堂ふみ

二階堂ふみ

ひょんなことからすずと出会い、よき友人となる白木リン役は、第38回日本アカデミー賞で優秀主演女優賞(「私の男」)を始め、数々の映画賞を受賞し、圧倒的な存在感で人々を魅了し続けている女優・二階堂ふみが努めます。

リンは呉にある朝日遊郭の遊女で、買い物帰りに遊郭に迷い込んだすずと偶然知り合い、奇妙な友情を育むことになる、「この世界の片隅に」のキーパーソン

原作でも人気の高いキャラクターである白木リンを二階堂がどう演じるのか注目が集まっています。

二階堂ふみコメント

生と死を身体で感じる日々の中に生きていた人々の暮らし。

食べる寝る、誰かを愛し、今日を紡いで明日がある。

当たり前が当たり前でなかった、悲しく寂しい時代に、私達と同じ人間が、懸命に生きていたことを感じる作品にできたらと思います。

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黒村径子:尾野真千子

尾野真千子

とある事情で嫁ぎ先から出戻ってきた周作の姉・黒村径子は、連続ドラマ『最高の離婚』(CX)や映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」などの演技が高く評価されている尾野真千子さんが演じます。

刈谷タキ:木野 花

木野 花

すずが嫁いだ北條家の隣に住む刈谷幸子(伊藤沙莉)の母で、主婦仲間のリーダー的存在である刈谷タキ役を、ドラマや映画に多数出演しながら、舞台の演出も手がけている女優・木野花さん。

堂本安次郎:塩見三省

塩見三省

北條家の近くに住む堂本志野(土村 芳)の祖父・堂本安次郎役を、ヤクザから人情味溢れる刑事まで、幅広い役柄を演じ続けている俳優・塩見三省さんが演じます。

北條円太郎:田口トモロヲ

田口トモロヲ

周作と径子の父・円太郎は抑えた役柄からエキセントリックな役柄まで幅広くこなす“バイプレイヤー”田口トモロヲさんが努めます。

北條サン:伊藤 蘭

伊藤 蘭

同じく周作と径子の母・サンには『誰よりもママを愛す』(2006年7月)以来12年ぶりの日曜劇場出演で、長年にわたりドラマ・映画・舞台で幅広く活躍する伊藤蘭さん。

浦野キセノ:仙道敦子

仙道敦子

すずの母・浦野キセノ役を演じるのは連続ドラマ出演は『徹底的に愛は…』(1993年TBS)以来25年ぶりとなる仙道敦子さん。

森田イト:宮本信子

宮本信子

幼い頃から孫のすずを温かく見守り、不器用なすずの優しさを誰よりも理解している祖母・森田イトを演じるのは、第11回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞(「マルサの女」)など幾多の賞を受賞し、近年は連続テレビ小説『あまちゃん』、『ひよっこ』(いずれもNHK)などでヒロインを時に厳しく、時に優しく支え続けるキャラクターを演じ、世代を超えて人々を魅了し続けている女優・宮本信子さん。

宮本信子コメント

この作品は以前から素晴らしい物語だと思っていました。

今回、岡田惠和さんの脚本、土井監督の演出で連続ドラマ化されるということで、出演させていただくことになりました。

私が演じるイトは明治生まれで、その時代を生きた人。

ごくごく普通の人がその人なりに一生懸命生きてきた、その“なり”を芝居に活かしていきたいです。

すずを演じる松本穂香さんは前から知っているので、自然に孫とおばあちゃんみたいな空気感でやっています。

お客様がどのように感じてくださるか楽しみです。

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スタッフ情報まとめ

2018年7月ドラマ「この世界の片隅に」スタッフ一覧

脚本:岡田惠和

音楽:久石 譲

演出:土井裕泰 ほか

プロデュース:佐野亜裕美

製作著作:TBS

脚本を担当するのは『ひよっこ』『ちゅらさん』『おひさま』(以上、NHK連続テレビ小説)『最後から二番目の恋』(CX)などで、かけがえのない日常を丹念に描いてきた岡田惠和さん。

『ちゅらさん』では第20回向田邦子賞 ・第10回橋田賞を、2016年には第71回文化庁芸術祭賞テレビ・ドラマ部門大賞を受賞し、『ひよっこ』では今年第26回橋田賞を受賞するなど高い評価を受けています。

また、演出は『カルテット』『逃げるは恥だが役に立つ』『重版出来!』『GOOD LUCK!!』(以上、TBS)、映画『いま、会いにゆきます』『涙そうそう』『映画 ビリギャル』 など、数々のヒット作を手がけてきた土井裕泰さんです。

暗い時代を前向きに生きるすずや周作をはじめとする登場人物たちの心情を、脚本・演出の両面から具現化できる2人が揃いました。

プロデュース・佐野亜裕美コメント

「愛はどこにでも宿る」

原作の隅々に書かれているこの言葉が大好きです。

戦争によって変わりゆく社会に、翻弄されて生きているように見えるすずが、偶然出会った人々と縁を結び、そこに愛を宿らせていく。

これは、閉塞感溢れる現代を生きる私たちと地続きのところにある、「居場所をめぐる物語」だと思いました。

この素晴らしい物語を、すずさんが愛おしい日常を積み重ねていくように、連続ドラマという方法で、丁寧に積み重ねて、広く、深く届くドラマにしたいと思います。

視聴者のみなさまが毎週日曜の夜を楽しみにできるよう、キャスト、スタッフ一同、誠心誠意頑張ります。

2018年夏ドラマ「この世界の片隅に」あらすじ(ネタバレ)

舞台となるのは昭和・戦時中の広島。

海苔屋の長女で、絵を描くのが好きなごくごく普通の女の子。

幼少期に一度だけ出会った顔も覚えていない人に嫁ぐため、広島市から呉へ向かう。

新しい家族、新しい街、新しい世界に戸惑いつつも、天性の大らかさで明るく過ごす。

北條家に嫁ぎ、あくせくしてる間に、ようやく呉の街にも馴染んできたすず。

ある日、道に迷ってしまった時に、優しく教えてくれたリンさんという友達もできた。

彼女は客をとる娼婦だったが、すずはそんなことは関係なく彼女と接する。

しかし、彼女は夫・周作の結婚前に密かに通じ合っていた女性だった。

偶然にもすずは、過去に夫・周作とリンとの間にあったことに感づいてしまう。

「自分は夫にとってリンさんの代用品かもしれない・・・」

拭えない気持ちを言えずに抱えるすず。

そこへすずの広島の同級生であり、初恋の人であった水原が現れる。

水原は戦地の経験を経て、後悔のままだったすずへの想いを告げに来たのだった。

水原の気持ちを嬉しく思いつつ、夫のことが許せず、夫のことばかりで頭がいっぱいのすず。

もう心から夫を愛するようになっていた。

一方、すずの戸惑いを見抜いたリンは、「秘密は秘密にしておけば、無かったのと同じ」と意味深な言葉を残し、姿を消す。

そんな中、戦況は日ごとに厳しくなり、配給も乏しく日々の生活にも陰りが…。

広島の実家では、戦地に赴いた兄が、たった一粒の石となって帰ってくる。

そして昭和20年3月、ついに呉の街にも大規模な空襲が。

たまたまおじの見舞いに姪っ子を連れていたすずは、防空壕から出て時限爆弾に遭遇。

爆発に巻き込まれて右腕が吹っ飛び、その腕の先に繋いでいた姪っ子は亡くなってしまう。

「人殺し!あんたがついていながらなんで、あの子が!」義姉になじられるすず。

「やめなさい!すずさんが生きていただけでもよかったんだよ。」義姉をたしなめる義母。

それ以後、世界が歪んでいるように見えるすず。

暗雲の中、一度は実家に帰ろうとするが、娘の死を乗り越えた義姉により、思いとどまる。

その矢先、広島に原爆が落ち、実家の家族の消息が途絶えた。

容赦なく襲い掛かる戦争の恐怖。

他を虐げ、自らも虐げられた国の敗戦。

すずは、この世界の片隅で生き抜いて、その姿を記録していくことを決意するのだった。

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2018年夏ドラマ「この世界の片隅に」は太平洋戦争の最中、18歳で広島県の江波(えば)から呉(くれ)に嫁いだヒロイン・すずが、嫁ぎ先の北條家で暮らすかけがえのない日常を丹念に描かれています。

日本が泥沼の戦争に突き進んでいく中、戦場でない場所では、市井の人々の“普通”の暮らしがそのまま続いていました。

物資が不足し、家族や友人たちが戦場に送られていく。そんな不安と戦いながらも、前向きに、そして健気に日々を生きるすずの姿は、閉塞感や生きづらさを感じつつも“今”を懸命に生きる全ての人と重なります。

連続ドラマ「この世界の片隅に」では、戦下を自分らしく前向きに生きたすずと北條家の家族たちの暮らしを通して“自分の隣にある幸せ”や、“いつもそばにいてくれる愛おしい存在”に気付いてもらうきっかけとなるでしょう。

2018年夏ドラマ「この世界の片隅に」人物相関図

相関図については現在公開されていませんので、情報が入りましたら更新します。

2018年7月ドラマ「この世界の片隅に」の放送日はいつ?

2018年夏ドラマ「この世界の片隅に」はTBSの日曜劇場枠のドラマです。

第1話の放送日はまだ発表になっていませんが、2018年7月スタート、毎週日曜よる9時〜9時54分ということだけが明らかになっています。

また、情報が入りましたら、更新させていただきます。

2018年夏ドラマ「この世界の片隅に」の前評判は?

Twitter上で「この世界の片隅に」の連続ドラマ放送への皆さんの意見をまとめてみました。

原作が漫画で、アニメ版の映画が大好評でしたし、戦争をテーマにしたドラマということで、実写で連続ドラマとして放送することにネガティブな意見を持つ方もいました。

ですが、どちらかといと、期待しているという人が多いように感じました。

松坂桃李さんの出演も大きいでしょうね。

ドラマ「この世界の片隅に」のロケ地は?

ドラマ「この世界の片隅に」のロケについても気になりますよね。

戦時中の話ですので、そこらへんでは撮影できませんからね。

実は今回、昭和19年当時の雰囲気を再現するため、呉市の古民家を緑山スタジオに移築したんだとか。

物語の舞台は昭和19年頃の、軍港として栄えた広島県呉市。

74年前の佇まいを忠実に再現するため、呉市に当時から建っていた古民家を緑山スタジオのオープンセットに移築し、北條家のシーンの撮影を行います。

呉市役所の協力のもと今年1月にドラマに協力していただける古民家を募り、大正15年に建てられたこの建物と出会ったとのこと。

3月中旬に解体を開始、4月上旬から建築を開始。

築92年の歴史を感じさせる傷や汚れは味わいとなり北條家を包み込む。激動の時代を静かに見つめていた古民家が、この作品により一層の深みを与える。

主役を演じる松本さんは「オープンセットを初めて見ました!本当に家、住める家!」と感激の様相。

松坂さんも、「原作の家の作りとか、木の植え方とか、段々畑とか…再現度がすごかった。作品への愛情の注ぎ方が細かいところに出ていて、こっちにも伝わってやばい、頑張ろう、と(笑)」と決意新たにしていました。

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2018年夏ドラマ「この世界の片隅に」の視聴率はどうなる?

原作が人気漫画、アニメ版の映画も1年を超えるラングランということで、満を持しての連続ドラマの放送となる「この世界の片隅に」。

やっぱり視聴率も気になっていまいます。

特に今回の主役を務めるのはこれまでに、連続ドラマで主役経験の無い松本穂香さんですから、どうなるか読めません。

ですが、相手役となるのは高視聴率を期待できる松坂桃李さん。

そこで、近年の日曜劇場枠ドラマの平均視聴率と松坂桃李さんが主演を努めたドラマの平均視聴率を調べてみました。

TBS日曜劇場枠ドラマ平均視聴率一覧
「とんび」(2013年1月):15.5%
「空飛ぶ広報室」(2013年4月):12.6%
「半沢直樹」(2013年7月):28.7%
「安堂ロイド〜A.I. knows LOVE?〜」(2013年10月):12.8%
「S -最後の警官-」(2014年1月):14.2%
「ルーズヴェルト・ゲーム」(2014年4月):14.5%
「おやじの背中」(2014年7月):9.4%
「ごめんね青春!」(2014年10月):7.7%
「流星ワゴン」(2015年1月):10.3%
「天皇の料理番」(2015年4月):14.9%
「ナポレオンの村」(2015年7月):9.0%
「下町ロケット」(2015年10月):18.5%
「家族ノカタチ」(2016年1月):9.0%
「99.9-刑事専門弁護士-」(2016年4月):17.2%
「仰げば尊し」(2016年7月):10.5%
「IQ246〜華麗なる事件簿〜」(2016年10月):10.5%
「A LIFE〜愛しき人〜」(2017年1月):14.5%
「小さな巨人」(2017年4月):13.5%
「ごめん、愛してる」(2017年7月):9.7%
「陸王」(2017年10月):16.0%
「99.9-刑事専門弁護士- SEASON II」(2018年1月):17.6%
「ブラックペアン」(2018年4月):14%?

現在放送中の「ブラックペアン」はまだ確定していませんが、このまま行けば14%程度になると思います。

こう見ると、10%を超えている作品が多い気がします。

また、「半沢直樹」「ルーズヴェルト・ゲーム」「下町ロケット」「陸王」といった池井戸潤さん原作のドラマが高視聴率を残していますね。

続いて、松坂桃李さん主演ドラマの視聴率です。

松坂桃李主演ドラマ平均視聴率一覧
「視覚探偵 日暮旅人」(2017年1月):9.2%
「サイレーン」(2015年10月):8.8%

まだ、連続ドラマの主演経験は少ない松坂桃李さん。

「視覚探偵 日暮旅人」も「サイレーン」も10%に達していないのですが、注目したいのは最高視聴率を記録しているのが、どちらも第1話だったということです。

おそらく、松坂桃李さんが主演ということで、第1話の視聴率がぐっと伸びたのでしょう。

ですが、ストーリーがいまいちだったのか、2話目以降はそれほど伸びませんでした。

おそらく、今回の「この世界の片隅に」も初回の視聴率は期待できるでしょう。

そして、ストーリー的にも見応えのある内容ですから、10%を超えてくることを期待しています。

ドラマ「この世界の片隅に」の最終回の結末はどうなる?

ストーリーの大半は戦争中の残酷さを描いている「この世界の片隅に」。

戦争で、大切にしていた晴美と右手を同時に失った喪失感、晴美の母親である径子から責められる日々ですずは死にたくなってしまいます。

空襲警報が鳴っても外にいたところ、周作がすずを見つけ、命がけで守ります。

広島に帰ろうと思っていた頃、広島市に原爆が投下。

原爆投下から数日が経ち、広島市の様子を見るために広島市に周作と共に帰省するが、そこには変わり果てた故郷があった。

そのとき、右手がないすずを見て、少女が母親だと思い込み近寄ってきます。

すずと周作は戦争孤児になってしまった少女を引き連れて呉へと帰り、新たな生活を始めます。

ここで原作の漫画は結末を迎えます。

映画では最後にリンの過去が描かれていました。

リンは2人の妹と弟の姉だったようで、芋を作って生活してたようですが、酒と金で売られていたのでした。

そして、金持ちの家で働いていたのですが、そこの子供が乱暴すぎたので殴って逃げました。

そして、森田家の天井裏の座敷童となり、すずと出会うのです。

その後、貨物列車に乗って、呉に来たのです。

そして、遊郭に拾われて、下働きから遊女になったのです。

ドラマでは、オリジナルのキャラクターも登場するので、途中のストーリーは多少の変化があると思います。

ですが、結末については大きく変化ないでしょうね。

ドラマ「この世界の片隅に」の主題歌は?

久石譲

2018年7月ドラマ「この世界の片隅に」の音楽を担当するのは、スタジオジブリが手がける宮崎駿監督作品や北野武監督作品など、幾多の映画作品を唯一無二の音楽で彩ってきた久石譲さん!

久石譲さんが民放連続ドラマを手がけるのは、1994年の「時をかける少女」以来、24年ぶりとなります。

主題歌はどのアーティストが担当するのかはまだ発表になっていませんので、明らかになりましたら更新しますね。

ちなみに、2016年のアニメ映画では、コトリンゴさんの「悲しくてやりきれない」が主題歌でした!

2018年7月放送開始ドラマには他にも注目作品が!

2018年7月放送開始となるドラマの中には他にも気になる作品がいくつもありますので、いくつかご紹介しますね。

「この世界の片隅に」だけでなく、こちらもぜひご覧になってみてください。

「高嶺の花」

高嶺の花

”高嶺の花”のヒロインを演じる石原さとみさんと一般人の峯田和伸さんの格差恋愛が描かれているドラマです。

いわゆる「美女と野獣」パターンのベタな設定ですが、どのような変化があるのか期待されています。

《ドラマ「高嶺の花」のあらすじやキャストについて詳細はこちら》

「チアダン」

チアダン

広瀬すずさん主演で話題となった映画「チアダン」の続編を描いたドラマ版「チアダン」。

土屋太鳳さんが主演を演じ、映画の雰囲気を継続したまま面白い内容になっていそうです。

《ドラマ「チアダン」のあらすじやキャストについての詳細はこちら》

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は2018年7月放送開始となるドラマ「この世界の片隅に」のあらすじやキャスト、ネタバレ、ロケ地、主題歌、視聴率予想、原作との違いなどについてまとめました。

戦争のドラマですので、見るのが少し抵抗があるという方もいるかも知れませんが、日本人としては知っておくべき過去ですので、ぜひ見ていただきたいです。

また、、松本穂香さんの演技にも注目したいですね!

そして、プロデューサー・佐野亜裕美さんと演出の土井裕泰はヒット作「カルテット」依頼の再タッグとなります。

本作は主演・松本穂香で2018年7月、TBSよる9時の日曜劇場枠で放送。北川景子主演で“終戦記念スペシャルドラマ”(2011・日本テレビ)として実写化はされていますが、連続ドラマは初めての放送になります。

原作者のこうの史代さんも、スペシャルや映画は時間の制約があるため、原作に近い形で描ける実写化に期待を寄せています。

アニメ映画は好評でロングラン上映。

160分の長尺も2018年末公開予定で、『この世界は片隅に』ファンには楽しみな2018年ですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人
清水ひろし

YouTube大好きなサラリーマン。
特に東海オンエアがお気に入り!
その他にも気になった芸能記事を自由気ままに書いています。

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