【2018年夏ドラマ】この世界の片隅にがひどい?ゴッドマーズよりマシ?視聴率は?

この世界の片隅に文化
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「この世界の片隅に」というドラマが2018年7月15日から日曜劇場枠で放送されています。

原作の漫画はこれまでに120万部を突破しているほどの人気で、過去にはアニメで映画化された他、1夜限りのスペシャルドラマとして放送されたことのある作品です。

そんな名作「この世界の片隅に」が満を持して連続ドラマに初登場します。

主役を務めるのは役3000人のオーディションを勝ち抜いた松本穂香さん。

その相手役を務めるのは松坂桃李さんということで、注目度の高いドラマとなっています。

今回はこの連続ドラマ「この世界の片隅に」がひどいと話題になっているのでその内容をしらべてみました。

ドラマとしての完成度や視聴率だけではなく、原作漫画との違いや映画製作委員会に許可なくエンドロールに名前を載せていたことなどがわかりました。

また、原作者のこうの史代さんも、原作との違いにコメントしていましたので併せてご紹介します。

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2018年夏ドラマ「この世界の片隅に」

2018年7月のドラマ「この世界の片隅に」はTBSの日曜劇場枠(毎週日曜よる9時〜9時54分)で放送中。

まずは原作漫画やアニメ映画版ついてご紹介します。

ドラマ「この世界の片隅に」の原作は大人気漫画

ドラマ「この世界の片隅に」の原作は累計120万部を突破した、こうの史代(こうの・ふみよ)さんの同名マンガ(双葉社刊)です。

こうの史代

この世界の片隅に

「この世界の片隅に」は「漫画アクション」で2007年〜2009年まで連載された漫画作品。

単行本は上・中・下巻、そして前編・後編の2つの形式で発売されています。

実は「この世界の片隅に」は2011年には終戦記念としてスペシャルドラマ化され、2016年にはアニメ映画化されています。

アニメの映画は1年以上にもわたる異例のロングランとなりました。

原作漫画あらすじ

「この世界の片隅に」は、戦前・戦後の広島を舞台とした、浦野すずという女性が主人公の物語。

浦野すずは、想像力が豊かで絵を描くことが得意。

原作漫画「この世界の片隅に」は、結婚相手である北条周作と幼馴染の水原哲の間で揺れたり、恋敵・リンや嫁ぎ先での小姑との関係に悩みながらも自分の居場所を見つけていくというストーリーで、戦争の描写を交えながら描かれています。

こうの史代による原作「この世界の片隅に」は6ヶ国語に翻訳された

こうの史代さんの出世作『夕凪の街 桜の国』に引き続き、戦時中の広島を舞台にした「この世界の片隅に」。

浦野すずの幼少期が描かれている読み切り短編作品「冬の記憶」「大潮の頃」「波のうさぎ』の続編で「漫画アクション」に連載されました。

2018年4月の段階で、英語版や韓国語版など、6ヶ国語に翻訳され、2009年には第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞しています。

原作者であるこうの史代さんは、連続ドラマ化について「連載漫画ととても近い形の映像化であり、実写ならではの要素も楽しみだ」と前向きなコメントを寄せています。

のん(能年玲奈)が主人公の声を演じたアニメ映画は1年以上続く異例のロングラン!

2016年11月に公開された片渕須直監督によるアニメ映画版「この世界の片隅に」は2018年3月現在も公開されており、異例のロングヒット。

なんと日本国内だけでなく、60カ国以上の国でも上映されました。

主人公浦野すずの声を演じたのは女優・のん(能年玲奈)さん。

原作の浦野すずが内に女性としての情念を秘めた大人の女性というように描かれていたのに対し、映画では少女と女性の境界線にいる、芯のある女性として描かれています。

また、原作漫画では女性目線で描かれていましたが、アニメ映画版ではそれを補う形で、戦争兵器の詳細や男性登場人物の心情など、男性的な視点も交えた描き方がされています。

原作漫画とアニメ映画版で相違点はあるものの、逆にそれが受け入れられてと言えそうでうね。

実は以前もドラマ化されていた

この世界の片隅に

実は「この世界の片隅に」は、2011年に、終戦記念のスペシャルドラマとして1夜限りでドラマ化がされてたんです!

スペシャルドラマ「この世界の片隅に」キャスト一覧
浦野すず:北川景子
北条周作:小出恵介
白木リン:優香
水原哲:速水もこみち
黒村径子:りょう
北條円太郎:篠田三郎
北條サン:市毛良枝
浦野十郎:萩原流行
森田イト:水野久美
千鶴:芦田愛菜
北條晴美:小西舞優
テル:木下あゆ美

この世界の片隅に

脚本は、「ラブ ジェネレーション」「ラスト・フレンズ」で知られるヒットメーカーである浅野妙子が執筆。

視聴率は12.7%を記録していますので、好評だったと言えますね。

原作漫画、アニメ映画版、実写版スペシャルドラマとの違いは?

原作の漫画、アニメ版の映画、実写版のスペシャルドラマと、これまでにいくつかのパターンで公開されてきた「この世界の片隅に」。

それぞれにどのような違いがあったのでしょうか。

結論から言うと、ストーリーをカットしている部分はあるものの原作漫画を忠実に再現したのがアニメ版の映画、キャストの違和感がすごくて漫画やアニメとは結構印象が違ったのが実写版スペシャルドラマです。

アニメ版の映画は原作を読んだ人に違和感なく受け入れられ、そこから原作を知らない人へもその人気が広がり、1年以上も公開され続けるロングランになりました。

主人公のすず役の声優をのん(能年玲奈)さんが担当したことも人気になった要因かもしれませんね。

一方、実写版スペシャルドラマの方は、やはり”実写あるある”というか、漫画とキャストのギャップに違和感を感じた人が多かったようです。

ですが、終戦記念ドラマということで、事前の特集やCMがかなり行われていたので、高視聴率になったのでしょうね。

やっぱり主人公のすずを北川景子さんが演じたところにかなり、違和感を感じた人がいましたね。

すずはほわっとした柔らかい感じの女性なのですが、北川景子さんはどちらかというとクールな美女です。

原作漫画や、映画を見ていた人はちょっと入り込めなかったようですね。

そうなると、今回の2018年7月から放送になる連続ドラマがどうなるのか気になります。

1クールありますから、映画や1夜限りのスペシャルドラマよりはストーリーは原作どおりになると予想できますが、問題は漫画やアニメのキャラクターを演じるキャストがどうか。

名作の実写連続ドラマ化ですから、期待しています!!

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2018年夏ドラマ「この世界の片隅に」あらすじ(ネタバレ)

舞台となるのは昭和・戦時中の広島。

海苔屋の長女で、絵を描くのが好きなごくごく普通の女の子。

幼少期に一度だけ出会った顔も覚えていない人に嫁ぐため、広島市から呉へ向かう。

新しい家族、新しい街、新しい世界に戸惑いつつも、天性の大らかさで明るく過ごす。

北條家に嫁ぎ、あくせくしてる間に、ようやく呉の街にも馴染んできたすず。

ある日、道に迷ってしまった時に、優しく教えてくれたリンさんという友達もできた。

彼女は客をとる娼婦だったが、すずはそんなことは関係なく彼女と接する。

しかし、彼女は夫・周作の結婚前に密かに通じ合っていた女性だった。

偶然にもすずは、過去に夫・周作とリンとの間にあったことに感づいてしまう。

「自分は夫にとってリンさんの代用品かもしれない・・・」

拭えない気持ちを言えずに抱えるすず。

そこへすずの広島の同級生であり、初恋の人であった水原が現れる。

水原は戦地の経験を経て、後悔のままだったすずへの想いを告げに来たのだった。

水原の気持ちを嬉しく思いつつ、夫のことが許せず、夫のことばかりで頭がいっぱいのすず。

もう心から夫を愛するようになっていた。

一方、すずの戸惑いを見抜いたリンは、「秘密は秘密にしておけば、無かったのと同じ」と意味深な言葉を残し、姿を消す。

そんな中、戦況は日ごとに厳しくなり、配給も乏しく日々の生活にも陰りが…。

広島の実家では、戦地に赴いた兄が、たった一粒の石となって帰ってくる。

そして昭和20年3月、ついに呉の街にも大規模な空襲が。

たまたまおじの見舞いに姪っ子を連れていたすずは、防空壕から出て時限爆弾に遭遇。

爆発に巻き込まれて右腕が吹っ飛び、その腕の先に繋いでいた姪っ子は亡くなってしまう。

「人殺し!あんたがついていながらなんで、あの子が!」義姉になじられるすず。

「やめなさい!すずさんが生きていただけでもよかったんだよ。」義姉をたしなめる義母。

それ以後、世界が歪んでいるように見えるすず。

暗雲の中、一度は実家に帰ろうとするが、娘の死を乗り越えた義姉により、思いとどまる。

その矢先、広島に原爆が落ち、実家の家族の消息が途絶えた。

容赦なく襲い掛かる戦争の恐怖。

他を虐げ、自らも虐げられた国の敗戦。

すずは、この世界の片隅で生き抜いて、その姿を記録していくことを決意するのだった。

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2018年夏ドラマ「この世界の片隅に」は太平洋戦争の最中、18歳で広島県の江波(えば)から呉(くれ)に嫁いだヒロイン・すずが、嫁ぎ先の北條家で暮らすかけがえのない日常を丹念に描かれています。

日本が泥沼の戦争に突き進んでいく中、戦場でない場所では、市井の人々の“普通”の暮らしがそのまま続いていました。

物資が不足し、家族や友人たちが戦場に送られていく。そんな不安と戦いながらも、前向きに、そして健気に日々を生きるすずの姿は、閉塞感や生きづらさを感じつつも“今”を懸命に生きる全ての人と重なります。

連続ドラマ「この世界の片隅に」では、戦下を自分らしく前向きに生きたすずと北條家の家族たちの暮らしを通して“自分の隣にある幸せ”や、“いつもそばにいてくれる愛おしい存在”に気付いてもらうきっかけとなるでしょう。

【2018年夏ドラマ】「この世界の片隅に」がひどいと話題に!

実はドラマ「この世界の片隅に」がネット上で、「ひどい」と話題になっています。

それは単純に戦争中の物語なので、「こんな目に合うなんてひどい」という感想も一部ありますが、違うところでも「ひどい」と思われているようです。

それは、TBSで放送中のドラマのエンドロールで「special thanks to 映画『この世界の片隅に』製作委員会」と表記していることについて、「当委員会は当該ドラマの内容・表現等につき、映画に関する設定の提供を含め、一切関知しておりません」とする告知を公式サイトで発表したたいいうもの。

つまり、TBSが映画の製作委員会に許可を得ること無く勝手に掲載していて、それに対して、映画製作委員会は「関係ない」と言っているわけです。

おそらく、映画製作委員会としては、ドラマの完成度や評判がどうなるかわかない中で、関連があるような表記はしないでほしいということでしょう。

したがって、たとえ視聴率が悪くても映画製作委員会は関係ないですということですよね。

先述の通り映画も今回のドラマも、こうの史代さんの漫画が原作。

映画(片渕須直監督)は2016年11月公開で、18年には日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞。

観客動員数200万人を超え、現在もロングラン上映しています。

2018年夏ドラマ「この世界の片隅に」の視聴率は?

原作が人気漫画、アニメ版の映画も1年を超えるラングランということで、満を持しての連続ドラマの放送となる「この世界の片隅に」。

やっぱり視聴率も気になってしまいます。

特に今回の主役を務めるのはこれまでに、連続ドラマで主役経験の無い松本穂香さんですから、どうなるか読めません。

ですが、相手役となるのは高視聴率を期待できる松坂桃李さん。

これまでに放送された回の視聴率をまとめてみました。

ドラマ「この世界の片隅に」各回平均視聴率まとめ
  • 第1話(2018年7月15日放送)平均視聴率:10.9%
  • 第2話(2018年7月22日放送)視聴率:10.5%
  • 第3話(2018年7月29日放送)視聴率:9.0%
  • 第4話(2018年8月5日放送)視聴率:9.2%

この視聴率をみると、他のドラマと比較してもそれほど悪くはないんですよね。

映画で話題になった「チアダン」の続編や人気漫画が原作の「健康で文化的な最低限度の生活」よりも高いです。

そう考えると視聴率的には決して「ひどい」というわけではなさそうですね。

ドラマ「この世界の片隅に」について原作漫画を書いたこうの史代さんがコメント

このコメントはこうの史代さんのファンページで公開されてものらしいのですが、こうの史代さんの意図とは違う表現がされている場面も多いようですね。

しかしながら、「ゴッドマーズよりは原作に近い」と言う表現がなんとも笑えます。

ちなみに、「ゴッドマーズ」はこちら↓

Twitterでは「ゴッドマーズよりも原作に遠い選手権」なるものが行われていて、実写版ドラゴンボールの声も

実はこうの史代さんの「ゴッドマーズよりは原作に近い」というコメントをきっかけにTwitterでは、「ゴッドマーズよりも原作から遠い選手権」なるものが行われています。

知っている人も多いと思いますが、ハリウッドで公開された実写版のドラゴンボールは原作からかなりかけ離れた内容でした。。。

2018年7月放送開始ドラマには他にも注目作品が!

2018年7月放送開始となるドラマの中には他にも気になる作品がいくつもありますので、いくつかご紹介しますね。

「この世界の片隅に」だけでなく、こちらもぜひご覧になってみてください。

「高嶺の花」

高嶺の花

”高嶺の花”のヒロインを演じる石原さとみさんと一般人の峯田和伸さんの格差恋愛が描かれているドラマです。

いわゆる「美女と野獣」パターンのベタな設定ですが、どのような変化があるのか期待されています。

《ドラマ「高嶺の花」のあらすじやキャストについて詳細はこちら》

「チアダン」

チアダン

広瀬すずさん主演で話題となった映画「チアダン」の続編を描いたドラマ版「チアダン」。

土屋太鳳さんが主演を演じ、映画の雰囲気を継続したまま面白い内容になっていそうです。

《ドラマ「チアダン」のあらすじやキャストについての詳細はこちら》

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は「ひどい」と話題になっているドラマ「この世界の片隅に」についてまとめてみました。

思ったほど視聴率は悪くないですし、これからの挽回に期待したいところですね!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人
清水ひろし

YouTube大好きなサラリーマン。
特に東海オンエアがお気に入り!
その他にも気になった芸能記事を自由気ままに書いています。

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