あなたはSNSを利用していますか?
きっと利用していない人のほうが少ないと思います。
最近ではSNSのアカウントを複数持っている学生が増えていて、学校の友達とつながっている「表アカウント」と名前を出していない「裏アカウント」があります。
裏アカウントでは、あんまり言いたくない自分の趣味を発信したり、日々の愚痴を投稿したりしている人が多いようです。
今回ご紹介する「勉強垢」というのは受験や試験勉強専用のアカウントのことです。
2016年ころから徐々にこの「勉強垢」を利用する中高生が増えています。
実際には受験勉強で「勉強垢」を活用することが非常に効率が良いと思ったので、その理由をまとめてみました。
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目次
そもそも勉強垢とは?
少し前から「勉強垢」というものを活用する受験生が急増しています。
「垢」とはアカウントのことを意味する略語で、主に中学生や高校生が使う、受験や試験勉強用のInstagramやTwitterアカウントのことを指します。
学生時代に「勉強してないわ〜」という自慢をしたという人も多いのではないでしょうか。
しかし、最近では必ずしもそうではないとのこと。
実は、高校生の間で、息抜きや暇つぶしに使われていることが多いSNSが勉強のためにも活用されているのです。
教育委員会やPTAの間では、高校生のSNSの使い方に問題があることを指摘することも多いですが、この「勉強垢」のように建設的に活用されている例もあります。
受験生が勉強垢を活用すべき理由
現在ではTwitter、Instagram、Facebook、SnapchatなどのSNSが多く利用されていますが、中高生に利用されているのはやはりTwitterとInstagram。
今回はその2つのSNSで勉強垢を活用することが受験生にとって有効な理由を5つご紹介します。
リアルではできない自慢をスラっと言える
リアルの学校で友達と話す時に気を遣っている人も多いのではないでしょうか?
勉強をしっかりとやっている人にとって、「昨日これだけ勉強した〜」「過去問解いたら8割取れた」などの本来自慢したいこともなかなかいいづらいものです。
ですが、受験生にとって一日勉強したらなにかしらアピールしたいですよね。
この欲は親とか友達ではなく、顔も名前も知らないSNS上の人に対して発信するからこそ満たされる部分もあります。
Instagramでは「#勉強垢さんと繋がりたい」などのハッシュタグをつけて投稿する人も急増していて、ひとりでコツコツやる勉強の苦しさを和らげてくれるようです。
目標を明確にすることで道のりをイメージできる
受験生にとって受験勉強というのは単発の試験勉強とは違い、本番の試験まで長い道のりがあります。
その長期間に及ぶ受験勉強期間で最も大切なことは目標を見失わないことです。
そしてそれをしっかりと意識しながら勉強に向き合うということです。
例えば、「大学に行って〇〇サークルに入る!」「今は校則が厳しいけど大学に行ったら髪を染める!」「絶対医学部に入って医者になる!」など、それぞれの目標を日々ハッシュタグにつけて投稿することで、辛い勉強も乗り越えることができるはずです。
人間は忘れやすい生き物なので、「なんでこんなに毎日何時間も勉強してるんだっけ?」と思ってしまうこともやがてくるでしょう。
そんな時に「そうだ、この目標を達成するためだ!」と気づかせてくれます。
SNS上に投稿が残っていれば、それを遡るだけで、勉強に燃えていた頃の自分を思い出すことができます。
勉強時間の管理がしやすい
勉強垢の活用として多く利用されているのが、どれくらいの時間勉強したのかを投稿すること。
「今日は8時間勉強できたー」「時間は短かったけど集中できた!」「スタバだと集中できなかったけど図書館だと3時間集中できた」などの投稿を残すことで、今月どれくらい勉強できたのかを把握することができます。
もちろん、事前にしっかりと計画を立てて、それよりも多くできたのか少なかったのかの反省をしっかりすることが大切です。
また、どの場所で、どんな時間帯で勉強すると集中できるという傾向を記録することで、自分にとって最善の環境を知ることができます。
私もそうでしたが、自宅ではいろいろな誘惑があるので、全く勉強に集中できませんでした。
夜になれば面白いテレビが始まるし、眠くなればすぐに横になれるベッドが直ぐ側にあります。
美味しいお菓子やジュースに手をだすこともできます。
なので、勉強に集中するためには、自分にとっていい環境を見定めることも必要です。
過去のテストでの点数を管理できる
勉強時間と同様に記録しておきたいのが、テストの点数です。
この記録として勉強垢を利用することは効果的かと思います。
中間、期末、模擬試験それぞれの点数を記録していけば、どの教科が苦手なのか、点数が上がってきている教科はなにか、などの把握することができます。
実際にその点数の推移を学校や塾の先生に伝えれば、たとえ本番の試験間近でも点数が取れる科目を教えてくれると思います。
やはり、受験勉強では現状の自分がどれくらいできるのかを知ることも非常に大切です。
自分と同じ志望校を目指しているライバルの進捗を知れる
自分と同じ学校に通っている同級生で同じ志望校を目指している人はいますか?
なかなか同じ人がいなかったり、あまり仲良くなかったりして、受験に関して相談や参考になる話を聞けないことも多いですよね。
ですが、SNS上であれば同じ学校を目指しているライバルが日々どんな勉強をしていて、どれくらいの時間を勉強に割いてるのか、模擬試験でどれくらいの点数を取っているのかなどを知ることができます。
ライバルが自分よりも良い点数を取っていたり、長い時間勉強していたりするとやはり焦りますし、モチベーションアップに繋がりますよね?
自分にプレッシャーをかけることも受験勉強を乗り越えるためには必要です。
勉強垢はあくまでツール
いかがでしたでしょうか?
今回は受験生がSNSでの専用アカウント「勉強垢」を活用すべき理由についてまとめました。
うまく活用することで、自分のモチベーションを高めながら、勉強と上手に付き合うことができると思います。
ですが、「勉強垢」はただのツールでしかありません。
勉強専用のアカウントを作るだけで志望校に合格するわけではありません。
覚悟を決めてアカウントを開設し、目標を定め、日々の進捗を記録し、ライバルの進捗をチェックするということまでやらなければ、ただ写真を取って終わりになっていまいます。
あくまで写真を投稿するのがメインではなく、効率よく、高い意識で勉強をすることが大切です。
そのことは決して見失わないようにしてくださいね。